JALインボラについての考察 その2

JALインボラ考察第2回です。
第1回はこちらからどうぞ。


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インボラされるタイミング

空港のチェックインカウンター

空港のチェックインカウンターで手続きしていると、グランドスタッフの方がどこぞへ電話しはじめることがあります。
これに遭遇すると期待大。
電話が終わって、
「○○様、本日△△△行き×××便はエコノミーのお席が満席のため、ビジネスのお席となりますがよろしいでしょうか?」
と確認され、それに同意すればインボラ成立です。


私のインボラ経験はほとんどコレです。

ラウンジの待ち時間

無事出国手続きを済ませ、ラウンジでくつろいでいると、
「△△△行き、JAL×××便ご搭乗の○○様、搭乗券をお持ちの上、ラウンジ受付までお越しください」
のようなアナウンスが流れることがあります。
呼び出された先で、チェックインカウンターと同様に説明され、同意すればインボラ成立となります。


私はこのタイミングでのインボラの経験はないので、聞いた話となりますが。

搭乗ゲートで

いよいよ搭乗となり、搭乗ゲートでチケットを手渡しスキャナーにかざした瞬間、いつもと違う警告音が鳴り、止められることがあります。
が、焦ることはありません。インボラチャンスです。
スタッフの方が確認後、手渡したチケットを廃棄し、変わりに『C』と印字されたビジネスクラスのチケットをくれたらインボラ成立。
通称『ゲートピンポン』です。


これは過去に1回経験あります。
なお、警告音が鳴っても、インボラされないことがありました……。
これについてはまた後ほど。

インボラされやすい条件

前回はインボラされる条件についての考察でしたが、今回は『インボラされやすい条件』についても考察してみたいと思います。
(根拠はあまりないので話半分ということで)

インボラされやすい路線

ズバリ、近距離路線です。
推測ですが、近距離路線では、


一般利用客「短い時間で着いてしまうのだから、わざわざ高い金を払ってビジネスにする必要もない」
ビジネス客「近距離だと、会社の規定でビジネスじゃなくてエコノミー利用となってしまう」


といった理由で、そもそもビジネスクラスを利用する客が少ないと思われます。
(ビジネス客の例は、私の勤めている会社なんかがまさにそれ。海外出張でも5時間未満のフライトはエコノミー縛り……)
すると、ビジネスクラスに空きはあるのに、エコノミークラスが混みやすく、インボラのチャンスも増える、という訳です。


一方、中・長距離路線利用時は、仕事ではビジネスクラス利用と考えられます。
一般利用客も、長時間のフライト(特に機中泊)の場合、疲労を鑑みて、ビジネスを利用しようという人もそれなりにいると思われます。
結果、ビジネスクラスの空き座席が少なくなり、インボラされる機会も少なくなってしまうということです。
シンガポール行き、バンコク行きなんかは、曜日によってはビジネス満席、ということもしばしば)


具体的には、韓国、台湾、香港および中国各地と日本を結ぶ路線がインボラされやすいのでは、と推察しています。
経験的にも、韓国、香港はインボラ機会が結構ありました。

インボラされやすい座席

『3列席の端で、隣(3列席の真ん中)が空席』の座席を予約していると、インボラされやすい、という説があります。
例としては、以下のパターン1〜3でいうと、パターン1の方がインボラされやすいということです。


例)◎:自分の予約座席、△:空席、×:他の乗客予約座席

  • パターン1

××  ◎△×  ××

  • パターン2

×◎  ×△×  ××

  • パターン3

◎△  ×△×  ××


その理由ですが、オーバーブッキングとなった客が2人組だった場合、パターン1では、自分(または3列席反対側の人)ひとりをインボラでビジネスに移動するだけで、2人分の並び座席が確保できます。
一方、パターン2では、自分および窓際の2人をインボラ(もしくはエコノミー内の座席変更)で移動しないと、2人分の並び座席が確保できません。
航空会社の手間(座席調整)がより少なくて済むという点に着目した、インボラされやすさの推測となります。


「3列席で真ん中が空席じゃなく、2列席で片方空席(パターン3)でも条件は一緒では?」
という疑問があるかもしれませんが、満席(オーバーブック)になる直前の予約客がいた場合、2列席の片方と3列席の真ん中に空席がありどちらを選ぶか、といったときに、後者を選ぶ人は少ないはずです。
そうすると、パターン2と同じ状況になってしまい、パターン1に対して不利?です。
また、オーバーブッキングの対象が3名組だった場合も、やはりなるべく3列席をあてこもうとするはずなので、3列席を選ぶ優位性がある訳です。


とはいえ、オーバーブッキングとなってしまった客の人数と、その人達が何人組かというところに依存しますので、運を天に任せる感じですね。
僅かでもインボラ確率をあげるための座席選び方法、といったところでしょうか。

ゲートピンポンを成立させるために

上で書きましたが、ゲートピンポンが鳴っても、インボラされないことがありました。
警告音がなって、スタッフの方が調べ始めたものの、そのままチケットを返却してゲートを通してくれたのです。
ゲートピンポンの時点で、インボラされるものと思い込んでいたため、落胆もひとしおでした……。


実はこの時、搭乗ゲートに辿りついたのが最終搭乗案内(Final Call)のタイミングだったのです。
おそらくですが、私以外にもインボラ候補の方がいて、その人が先に搭乗ゲートでインボラされて空いた席で、オーバーブック客すべてに席が行き渡り、私をインボラする必要がなくなったのではないかと推測しています。


つまり、ゲートピンポンを成立させるためには「搭乗ゲートには早めに行く」ということが重要と考えています。
……まあ、早く行ってもインボラされるかは神(航空会社)のみぞ知る、という話ですが、定時運行に協力する意味でもなるべく早めに搭乗ゲートに向かうようにしています。